インドで家事代行サービスを展開する新興企業「スナビット(Snabbit)」は、新たな資金調達ラウンドで5600万ドル(約86億8000万円)を調達したと発表しました。インドの都市部でオンデマンド型の家事代行サービスの需要が急増する中、投資家の関心が高まっているということです。
今回の資金調達は、サスケハナ・ベンチャー・キャピタルや、未来アセット・ベンチャー・インベストメンツのファンドなどが主導しました。関係者によりますと、インド南部ベンガルールに拠点を置く同社の企業評価額は、今回の調達を通じて約3億5000万ドル(約542億5000万円)に達したということです。およそ半年前に算定された1億8000万ドル(約279億円)から大きく上昇しました。これまでの累計調達額は約1億1200万ドル(約173億6000万円)に上るとしています。
スナビットは2024年に設立され、現在はインド国内の5つの都市でサービスを展開しています。1万5000人以上のスタッフを確保し、掃除や皿洗い、洗濯などの家事代行サービスを提供しています。都市部を中心に需要が拡大しており、1日あたり4万件以上の依頼を処理しているということです。
また、同社は事業の効率化と収益性の改善も進めています。1件の注文あたりに生じる損失を約50パーセント削減したほか、新たな顧客を獲得するためのコストも約65パーセント引き下げることに成功したとしています。
インドの家事代行サービス市場をめぐっては、競合企業の「プロント(Pronto)」が新たな資金調達に向けて協議を進めているほか、同業の「アーバン・カンパニー(Urban Company)」が月間100万件以上の予約件数を報告しています。市場の急成長を背景に、国内外の投資家からの関心が一段と高まっているということです。
