イーロン・マスク氏は、スペースXとxAIの合併を通じて、軌道データセンターの構想を具体化したと発表しました。この計画は、FCC(連邦通信委員会)に100万基の衛星を使ったデータセンターネットワークの計画を提出したことからも明らかです。
FCCはこの計画を受理し、公募意見を開始するスケジュールを設定したということです。通常の手続きですが、FCCのブレンダン・カー委員長がこの提出をXで共有するという異例の対応を見せました。これにより、計画が順調に進む可能性が高まっています。
マスク氏は、AI計算能力を宇宙に移すことの利点を公に説明し始めています。ストライプ共同創業者パトリック・コリソン氏のポッドキャスト「Cheeky Pint」で、宇宙での太陽光パネルは地上よりも5倍の電力を供給できるため、データセンターの運用コストを削減できると述べました。しかし、この論理には不完全な部分もあり、AIモデルのトレーニング中にGPUが故障した場合の対応についても議論されています。
マスク氏は、2028年を軌道データセンターの転換点と位置づけ、「36か月以内、恐らく30か月以内に、AIを宇宙に置くことが最も経済的に有利になる」と述べました。また、「5年以内に、宇宙でのAI運用が地上の累積を超える」との予測も示しています。
2030年には、世界のデータセンター容量は約200GWに達し、地上に設置するインフラストラクチャーの価値は約1兆ドル(約155兆円)とされています。スペースXは、軌道への打ち上げで利益を上げており、xAIとの合併により、今後さらにこの分野での展開が期待されています。
新しいスペースX-xAIの合併会社が数か月以内にIPOを予定しており、軌道データセンターに関する情報が今後さらに増える見込みです。テクノロジー企業が毎年数千億ドル(数十兆円)をデータセンターに投資している中で、これらの資金の一部が地上に留まらない可能性もあるということです。
