アメリカのIT大手グーグルの親会社、アルファベット傘下で自動運転開発を手がける「ウェイモ(Waymo)」は、2026年4月現在、アメリカ国内の11都市で自動運転タクシーの配車サービスを展開していると発表しました。2026年にはイギリスのロンドンへの進出も予定しており、事業の拡大を加速させる方針です。
ウェイモの自動運転車開発は、2009年にグーグルが開始したプロジェクトを前身としています。現在、専用のスマートフォンアプリを通じて、フェニックス、サンフランシスコ・ベイエリア、ロサンゼルス、マイアミ、オーランドの各都市で配車サービスが利用可能となっています。
また、アトランタとオースティンでは、配車サービス大手のウーバー(Uber)との提携により、ウーバーのアプリを通じて利用できるということです。利用者はアプリの設定画面から自動運転車を選択することで、該当する車両を手配できる仕組みとなっています。
現在、サービスに使用されている車両は、イギリスの高級車ブランド、ジャガーの電気自動車「I-Pace」をベースにした白い車両です。車体の周囲には多数のセンサーが搭載されているほか、天井部分には利用者のイニシャルを表示するドーム型の装置が設置されており、乗車時の利便性を高めているということです。
ウェイモは、新たな地域でのサービス展開も進めています。2026年2月の時点で、ダラス、ヒューストン、サンアントニオ、ナッシュビルの各都市において、アプリに登録した利用者を対象に順次サービスを提供する「早期アクセス」を開始したとしています。なお、ナッシュビルでは配車サービスの「リフト(Lyft)」を通じた提供も予定されています。
さらに、ウェイモは今後の事業拡大に向けた方針を明らかにしています。特に注目されるのは、2026年に予定されているイギリスのロンドンへの進出で、これが同社にとって初の海外展開になるということです。同社は将来のサービス提供に向けて、複数の都市で自動運転の走行テストを継続しており、技術の普及と実用化をさらに推し進める方針です。
