SNS大手のX(旧ツイッター)は、ダイレクトメッセージ機能である「X Chat」において、音声メッセージを送信できる機能を再び利用可能にしたと発表しました。
この機能は、1対1のやり取りやグループチャットの両方で利用できるということです。メッセージ入力欄の右側にある音声入力アイコンを押すことで録音でき、アイコンを長押ししたあとに上へスワイプすると、指を離したままでも録音を続けることが可能だとしています。
Xのダイレクトメッセージ機能は、独立したアプリとして提供される方針が示されており、音声メッセージ機能の復活により、ほかのメッセージアプリとの競争力を高める狙いがあるとみられます。また、以前のアップデートで同機能が削除されたことに対する、利用者の不満を解消する目的もあるということです。
Xは最近、基本ソフト「iOS」向けにメッセージアプリの試験版(ベータ版)のテストを行っています。会社側はメッセージが暗号化されていると説明していますが、一部の専門家からは、ほかの暗号化通信アプリと比較して安全性が低いという指摘も出ています。
Xを所有するイーロン・マスク氏はかつて、Xをあらゆる機能を持つ「スーパーアプリ」にするという構想を掲げていました。しかし今回の動きは、決済サービスである「X Money」を別のアプリとしてテストしていることと同様に、特定の機能を独立したサービスとして提供するという戦略の転換を反映しているとみられます。
音声メッセージ機能は、昨年11月に新しいチャットシステムが導入された際に一時的に削除されましたが、会社側は「まもなく復活する」と説明していました。現在のメッセージ機能では、このほかにもメッセージの編集や削除、ファイル共有、音声やビデオでの通話などの機能が提供されているということです。
