アメリカの半導体大手NVIDIA(エヌビディア)は、IT大手グーグルが展開するAI(人工知能)「Gemini(ジェミニ)」を搭載した新型ノートパソコン「Googlebook(グーグルブック)」向けに、自社のクラウドゲームサービス「GeForce NOW」の公式対応を年内に開始すると発表しました。
グーグルは9月21日、エイサーやデル、ASUS、HP、レノボなどの各メーカーから展開される「Googlebook」シリーズを正式に発表しました。これらの端末は、標準で16ギガバイト、最大で32ギガバイトのメモリを搭載しているほか、タッチパネルを備え、アルミニウムやカーボンファイバーなどの高品質な素材が使用されているということです。また、本体の開閉時に点滅する「グローバー」と呼ばれる特徴的なライトが搭載されています。
「Googlebook」は、モバイル向け基本ソフト(OS)の「アンドロイド」と連携する独自のOSを採用しています。高度な画像処理を行う専用のグラフィックボードは搭載されていないため、最新のゲームを端末単独で動かすことは想定されていません。こうしたハードウェアの制約を補うため、クラウド上でゲームの処理を行う「GeForce NOW」の活用が期待されています。
NVIDIAは、年内に「Googlebook」への公式対応を開始する方針です。具体的な時期は明言されていませんが、今後約3か月の間に提供される見通しだということです。
10月の端末発売時点でも、「グーグルクローム」などのウェブブラウザを経由して「GeForce NOW」を利用することは可能です。しかし、専用の公式アプリが提供されることで、各メーカーのハードウェアに最適化された、より快適なゲーム環境が実現するとみられています。
グーグルとNVIDIAはこれまでにも提携関係にあり、従来の「Chromebook(クロームブック)」でも「GeForce NOW」の普及を進めてきた経緯があります。また、「Googlebook」の初期のデモンストレーションでも、多くのゲームが「GeForce NOW」を通じて動作していたということです。
なお、NVIDIAは今週、「GeForce NOW」に新たに対応する複数のゲームタイトルもあわせて発表しています。
