オラクルはAIインフラの支配を目指し、経営陣を刷新すると発表しました。月曜日に発表された内容によると、クレイ・マゴウィルク氏とマイク・シシリア氏を共同CEOに昇格させるということです。
マゴウィルク氏は2014年にアマゾン・ウェブ・サービスからオラクルに入社し、クラウドエンジニアリングチームの創設メンバーとして活躍してきました。オラクルのクラウドインフラ事業部門の社長を10年以上務めています。
シシリア氏は今年6月からオラクルの業界部門の社長を務めており、2008年にプロジェクトポートフォリオ管理会社プリマベーラ・システムズの買収を通じてオラクルに加わって以来、様々な役職を歴任しています。
サフラ・キャッツ氏は2014年からオラクルのCEOを務めていましたが、取締役会の副会長に就任するということです。
キャッツ氏は声明で、「今日、オラクルはAIトレーニングと推論のためのクラウドとして認識されています。それを非常に誇りに思います」と述べ、「オラクルの技術とビジネスはこれまで以上に強力です。驚くべき成長率は、さらに繁栄する未来を示しています。この強さの時期に、次世代の有能な経営者にCEOの役割を引き継ぐのが適切です」としています。
オラクルはクラウドインフラプロバイダーとして知られてきましたが、最近ではAIインフラの分野でも地位を確立し始めています。今年初めには、オープンAIやソフトバンクと共に、米国でデータセンターとAIインフラを構築する5000億円(約77兆5000億円)規模の「スターゲートプロジェクト」に参加すると発表しました。
また、今月初めには、オープンAIに対して3兆円(約4650億円)相当のコンピュートを供給する画期的な契約を結んだと報じられました。さらに、金曜日にはロイター通信が、メタと2000億円(約3100億円)規模のコンピュート契約を結ぶ予定であると報じています。
テッククランチは、オラクルにこの移行についての詳細を問い合わせています。