アメリカのIT企業「オープンAI」は、対話型AI「ChatGPT」のLinux(リナックス)向けデスクトップアプリの提供を開始したと発表しました。
これまでChatGPTは世界中のデスクトップ環境で広く利用されてきましたが、Linux向けの専用アプリは提供されておらず、オープンソースの開発者などから対応を求める声が多く寄せられていたということです。
オープンAIは今週、この要望に応える形でLinux専用アプリのプレビュー版を世界同時に公開しました。
同社は「Linuxはデスクトップアプリとして最も要望の多かったプラットフォームの一つです。今回の提供開始により、主要なすべてのデスクトップOSでChatGPTとプログラミング支援AI『Codex』が利用可能になります」としています。あらゆる主要OSを網羅することで、開発者層へのさらなる普及を目指す方針です。
今回のプレビュー版では、Linuxのさまざまなディストリビューション(配布形態)上で「ChatGPT」や「ChatGPT Work」、および「Codex」を利用できるということです。
公式にサポートされるのは、「Ubuntu(ウブンツ)」の24.04および26.04 LTS、「Debian(デビアン)」13、「Fedora(フェドラ)」43および44のデスクトップ版です。Linuxには数百種類のディストリビューションが存在しますが、今回選ばれたOSは多くの派生OSの基盤となっているため、結果として幅広い環境で互換性が保たれる見通しだということです。
一方、競合するアメリカのAI企業「アンスロピック」は、約1か月前に自社の対話型AI「Claude(クロード)」のLinux向けアプリをすでに公開しています。アンスロピックのアプリはUbuntu 22.04以降およびDebian 12以降に対応しており、オープンAIはこれに追随する形で、開発環境におけるシェア獲得の競争を激化させているということです。
