無料で利用できるオープンソースのAI(人工知能)エージェント「OpenClaw(オープンクロー)」の開発チームは、スマートフォン向けのアプリとして、iOSおよびAndroid版の提供を開始したと発表しました。
発表によりますと、利用者は自身のスマートフォンを「OpenClaw Gateway(ゲートウェイ)」と呼ばれるシステムと接続することができるということです。このシステムは、利用者の指示をAIエージェントや関連するツールに振り分け、タスクを実行するための通信経路として機能するとしています。
これにより、利用者は手元のスマートフォンから直接AIエージェントを操作できるようになります。適切に設定を行えば、プログラミングの補助や食事の献立作成など、幅広い用途で活用できるということです。一方で、一部の利用者からは、期待通りの結果が得られないケースも報告されているとしています。
「OpenClaw」は今年に入り、AIエージェントのみが参加しているとされたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「MoltBook」の公開をきっかけに、インターネット上で大きな注目を集めました。また、今年2月には、開発者のピーター・スタインバーガー氏が、アメリカのAI開発大手「OpenAI(オープンエーアイ)」に移籍したことを明らかにしています。
専門家の調査によりますと、「MoltBook」でのやり取りの一部は、人間がAIエージェントを装っていたことが後になって判明したということです。しかし、この取り組みは結果として「OpenClaw」の知名度向上につながり、AIエージェントが普及する将来像を示す形となりました。現在、自律的に動作するAIエージェントの技術は業界全体で急速に拡大しており、スマートフォンをはじめとする身近な端末への導入がさらに進むとみられています。
