自動運転技術を手掛けるオーロラ社は、フォートワースからエルパソまでの600マイル(約965キロメートル)の自動運転トラックルートを追加したと発表しました。これは同社にとって2番目の自動運転トラックルートとなります。
オーロラ社は火曜日に発表した第3四半期の業績報告と共に、この拡大を発表しました。会社によれば、5台の自動運転トラックで10万マイル(約16万キロメートル)以上の走行を完了したということです。同社は今年末までにフェニックスへの拡大を目指す方針です。
オーロラ社の初の商業サービスは、ダラスからヒューストンへのルートで、ハーシュバッハ・モーターラインズ社とウーバーフレイト社が初期顧客となっています。
フォートワースからエルパソへのルートは、オーロラ社によれば、10時間の運行を1日で完了することの難しさやスタッフ不足の課題を考慮すると、輸送業者にとって魅力的なものとなるとしています。このルートの顧客には、ハーシュバッハ・モーターラインズ社やラッセル・トランスポート社が含まれています。
オーロラ社はまた、次世代ハードウェアの詳細を発表しました。このハードウェアはファブリネット社が製造し、ボルボVNL自動運転トラックに統合される予定です。2026年には次世代ハードウェアを搭載したトラックを数百台製造する計画です。
このハードウェアは耐久性が高く、性能も向上している一方で、全体のコストは半分に抑えられるということです。新世代のライダーは1000メートル先の物体を検知でき、現行世代の2倍の距離をカバーします。また、センサーの清掃機能も改善され、厳しい天候条件下でもより信頼性が高く動作するとのことです。
ボルボ自動運転ソリューションズ社のニルス・イェーガー社長は、「オーロラの次世代ハードウェアをボルボVNL自動運転トラックと統合することは、業界初のパートナーシップであり、共に達成している意義ある進展を示しています」と述べています。「自動運転に特化したトラックを製造することで、プロトタイプの枠を超え、現代のサプライチェーンの要求に応えるスケーラブルなソリューションを創造しています」としています。
この次世代ハードウェアは、アウモビオ社(旧コンチネンタル社)と共同開発中の大量生産向けハードウェアに先立って導入される予定です。このハードウェアは2027年に生産開始予定で、オーロラ社はアウモビオ社との製造パートナーシップが始まる際に「数万台の自動運転トラック」を製造する計画です。