アメリカのスタートアップ企業「Gitar(ギター)」は、AI=人工知能を活用してソフトウェアのプログラム(コード)の品質を管理する新たなサービスを本格的に開始し、合わせて900万ドル(約13億9500万円)の資金を調達したと発表しました。
近年、AIを使ってプログラムを自動生成する技術が普及する一方で、企業では管理しきれないほど大量のコードが生み出される課題に直面しています。AIが生成したコードには不具合や品質の問題が含まれることも多く、最終的に熟練したエンジニアが修正作業に追われるケースが報告されているということです。
こうした課題を解決するため、同社はAIエージェントを活用した品質管理プラットフォームを開発しました。このサービスは定額制で提供され、コードの点検や、システムの安定性を保つための自動テストなどをAIが代行します。さらに、企業の技術チームが独自にAIエージェントを作成し、セキュリティー対策や保守作業を任せることもできるとしています。
インテルやグーグルなどで経験を積んだアリ・レザ・アドル・タバタバイCEOは、「AIによるコード生成が増えれば、点検やテストの負担も増加します。私たちのサービスはコードの検証に特化し、信頼性を担保するものです」と述べています。多くの企業がコードの「生成」に注力する中、同社はコードが書かれた「後」の工程に特化することで差別化を図る方針です。
また、同社は将来的に、人間によるコードの点検作業を最小限に抑え、例外的な場合のみ人間が関与する仕組みを目指すとしています。今回調達した資金は、技術者や製品開発チームの採用に充てられ、大規模なサービス提供に向けたシステムの開発を強化するということです。
