クルーリーの共同創業者兼CEOであるロイ・リー氏が、10月27日から29日にかけてサンフランシスコのモスコーンウェストで開催されるTechCrunch Disrupt 2025のDisruptステージで講演を行うと発表しました。
リー氏は、AI市場で最も注目されるスタートアップの一つをどのように構築しているか、そして物議を醸すことが成長戦略となる理由、さらに騒がしい消費者向け技術市場で際立つために必要なことについて語るということです。
リー氏は、リアルタイムの洞察を提供し、会話を検索可能で共有可能なレポートに変えるAI会議アシスタント、クルーリーの共同創業者兼CEOです。多くの企業が類似した製品を提供していますが、クルーリーが注目される理由は、リー氏の注目を集める手腕にあるとしています。
リー氏は、コロンビア大学の学生時代に自身が構築したAIアシスタントを使って大手テック企業の面接で不正を行い、その様子をSNSで公開したことで話題を呼びました。その後、リー氏は大学を中退し、「すべてをチートするスタートアップ」としてクルーリーを立ち上げました。このキャッチフレーズは、反発を招きつつも関心を引くことを目的としており、クルーリーはこの戦略で有名になり、他社も模倣しようとしています。
クルーリーは、今年初めにアンドリーセン・ホロウィッツからシリーズAで1,500万ドル(約23億円)を調達しました。この資金を派手なローンチ動画、数多くのコンテンツクリエイターインターン、そしてサンフランシスコの大規模なオフィスに費やしているということです。リー氏はAIバブルの中心にいる創業者の一人であり、それを自身の利益に活用しているとしています。
TechCrunch Disrupt 2025では、リー氏がウィラリティをマーケティング戦略としてどのように考えているか、AIバブルに対する考え方、そしてクルーリーがソーシャルメディアの人気を基に持続可能なビジネスを構築する方法について語る予定です。
