グーグルは、10月の「Made by Google」イベントで、AIを活用した新しいパーソナル健康コーチをFitbitに導入すると発表しました。この健康コーチは、フィットネストレーナー、睡眠コーチ、ウェルネスアドバイザーの役割を果たすものです。
この新しい健康コーチは、Fitbit Premiumの一部として、10月に最新のFitbitトラッカー、Fitbitスマートウォッチ、Pixelウォッチで利用可能な改良されたアプリでプレビューされる予定です。
パーソナル健康コーチは、ユーザーの好みを学び、FitbitやPixelウォッチからのリアルタイムのデータを考慮に入れます。また、スマート体重計やグルコースモニターからの情報も取得可能です。
このAIコーチを利用することで、ユーザーは目標や好み、使用する機器について相談し、カスタムルーチンを作成できます。その後、AIコーチは個別のフィットネスプランを作成し、トレーニングの提案や目標を設定します。トレーニングを行う中で、リアルタイムのデータと洞察に基づいてプランを調整し、目標達成をサポートします。
例えば、不眠症で低い準備スコアで目覚めた場合、コーチは週のプランを調整して回復を助ける提案をします。生活の中で計画が変更になる場合、AIコーチと連携して計画を調整し、アドバイスを受けることができます。背中を痛めた場合などは、コーチに伝えてトレーニングを調整することが可能です。
さらに、AIコーチはユーザーの睡眠を分析し、睡眠の質を向上させるための洞察を提供します。グーグルは、新しい高度なアルゴリズムによって、AIコーチがユーザーの睡眠時間と段階をよりよく理解できるようになるとしています。AIコーチは、ユーザーの日々の活動レベルに適応した個別のスケジュールを作成し、最適な睡眠時間を判断する手助けをします。
ユーザーはAIコーチに科学的根拠に基づいた個別の回答を求めることができます。例えば、「明日、1時間多く寝るべきか、運動するべきか?」や「体重減少に最適なエクササイズは何か?」といった質問をすることができます。
新しいAIコーチは、コーチングとAIを中心に再設計されたFitbitアプリ内で利用可能です。この改良されたアプリには、より直感的なデータ視覚化、同期の改善、ダークモードなどが含まれています。
また、グーグルは同日、NBAのスター選手であるステフィン・カリー氏を「パフォーマンスアドバイザリー」として迎え、製品のフィードバックを提供すると発表しました。