アメリカの連邦通信委員会(FCC)は、新たなワイヤレス端末が認証を通過したと発表しました。提出された資料などから、この端末はアメリカのIT大手グーグル(Google)が開発した「Wear OS」搭載のフィットネストラッカーである可能性が高いということです。
この端末は、公式には「ワイヤレス端末」として登録されています。製造は、グーグルのワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」シリーズを手がけてきたゴアテック(Goertek)が担当しているということです。また、「G8BL6」というモデル番号は、グーグルが自社開発するハードウェアの規則性と一致しています。
認証資料によりますと、電子ラベルの表示方法は「設定」から「システム」、「規制情報」の順に操作する仕組みとなっており、画面が搭載されていることが示唆されています。これは、現在のスマートウォッチ「Pixel Watch」と同じ操作手順です。さらに、テスト過程でAndroidの開発者向けツール(ADB)が使用されていることから、グーグルの基本ソフト「Wear OS」が搭載されている可能性が高いとしています。
通信機能については、省電力のブルートゥース(Bluetooth LE)と、GPSなどの衛星測位システム(GNSS)に対応しているということです。ブルートゥースの通信には、「金属フレームアンテナ」が使用されています。
これらの情報から、この端末はWear OSを搭載したグーグル製のフィットネストラッカーであるとみられています。一方で、Wi-Fi機能が搭載されていない点は異例だということです。フィットネストラッカーという新たな形状でWear OSを採用する場合、バッテリーの消費を十分に抑えられるかが今後の課題になるとしています。
グーグルをめぐっては、今年8月に公開された「Pixel」シリーズの広告のなかに、未知のトラッカー端末が映り込んでいたことが確認されています。この端末は縦長の画面と「Pixel Watch」に似たバンドを備え、Wear OSでおなじみのフィットネス機能が表示されていました。
グーグルはウェアラブル端末の事業において、自社の技術と買収したフィットビット(Fitbit)のブランドを統合していく方針です。今回の新端末は、2023年に発売され、現在160ドル(約2万4800円)で販売されている「Fitbit Charge」シリーズの後継機種に位置づけられるとみられています。
