コグニションAIは、AIコーディングエージェント「Devin」を開発するスタートアップであり、このたび400億円(約6200億円)を調達し、評価額が10兆円(約1兆5800億円)を超えたと発表しました。これは、今年初めの評価額4兆円(約6200億円)からの大幅な上昇です。
この資金調達ラウンドは、ピーター・ティール氏が支援するベンチャーキャピタル「ファウンダーズファンド」が主導し、Lux Capital、Joe Lonsdale氏の8VC、Elad Gil氏、Definition Capital、Swish Venturesなど既存の投資家も参加したということです。
7月には、コグニションはAIコーディングスタートアップのWindsurfを買収しました。これは、GoogleがこのスタートアップのCEO、共同創業者、研究リードを引き抜いた直後のことです。
コグニションの主要製品である「Devin」は、著しい成長を遂げています。年間経常収益は、2024年9月の1億円(約15億円)から、2023年6月には73億円(約1130億円)に増加しました。同社の純消費は、設立以来2年間で20億円(約310億円)を下回っているとしています。
同時に、同社は厳しい労働条件を従業員に課すことでも知られています。先月、コグニションは30人の従業員を解雇し、残りの200人には80時間、週6日勤務の期待を避けるための買収提案を行ったということです。