ゴールドマン・サックスは、AIコーディングエージェント「デビン」を新たな従業員として試験導入する方針を発表しました。同行のCIOであるマルコ・アルジェンティ氏がCNBCに語ったものです。
アルジェンティ氏によれば、「デビン」を活用し、数百から数千のインスタンスを展開する計画です。現在、同行には約12,000人の人間の開発者が在籍しているということです。
金融業界は一般的に保守的であるとされますが、ゴールドマン・サックスは最先端技術を積極的に導入しており、2024年以降、社内で開発者のコパイロットを利用しているとしています。
「デビン」は、昨年コグニション社がリリースした際、ソーシャルメディアで大きな話題となりました。しかし、一部の研究者は、複雑なコーディング作業においては課題があると指摘しています。
今年5月時点で、「デビン」はバージョン2.1にアップデートされており、コグニション社によれば、大規模なコードベースで最も良い性能を発揮するとのことです。
ゴールドマン・サックスでは、人間の従業員を置き換えるのではなく、「ハイブリッド」な労働力を目指す方針です。「デビン」の各インスタンスは人間によって監督され、生産性の向上を図ることが期待されています。