韓国のサムスン電子は、アメリカのアップルが折りたたみ式スマートフォン市場に参入することについて、市場の拡大につながるとして歓迎する意向を明らかにしました。一方で、アップルが開発中とされる新製品「iPhone Duo(またはUltra)」の高い品質に対し、警戒感を強めているとみられています。
現在、折りたたみ式スマートフォン市場はサムスン電子が38%のシェアを占め、業界を牽引しています。しかし、最新の市場調査によりますと、今後1年以内にアップルが40%のシェアを獲得し、首位が入れ替わる可能性があると予測されています。
こうした中、サムスン電子の研究開発部門の幹部であるヒチョル・ムン氏は、アメリカのIT専門誌のインタビューに応じました。ムン氏は、他社が市場に参入することについて「私たちが開拓した折りたたみ式という新たなカテゴリーの価値が認められた証であり、非常に誇りに思う」と述べ、アップルの参入を歓迎する姿勢を示しました。
一方でアップルはこれまで、折りたたみ式端末の耐久性などの品質問題に慎重な姿勢をとってきたとされています。画面を開いた際の折り目をほとんど見えないようにするほか、繰り返しの開閉に耐えうる頑丈なヒンジ(蝶番)を開発するなど、品質の確保に注力しているということです。
このようなアップルの高い品質基準に対し、サムスン電子は端末の「軽さ」を自社の優位性としてアピールする方針です。ムン氏は「顧客に最高の価値を提供するための鍵は、端末の重量にある。ご存知の通り、それは容易なことではない」と指摘しました。
報道によりますと、アップルの折りたたみ式端末の重量が約235グラムになると予想されているのに対し、サムスン電子の「Galaxy Fold 8」は201グラムにとどまるということです。
アメリカのメディアは、サムスン電子が重量を強調していることについて、アップル製品の頑丈な構造による重量増加を暗に批判していると分析しており、今後の両社の競争激化に注目が集まっています。
