シェリル・サンドバーグ氏が支援するFlintは、AIを活用して自律的にウェブサイトを構築・更新するプラットフォームを開発中であると発表しました。
この動きは、Flintの共同創設者であるミシェル・リム氏が、Warpでのマーケティング活動を通じてウェブサイトの更新が遅れていることに気付いたことから始まりました。リム氏は、次世代のAIエージェントがインターネットを巡回して情報を収集する時代において、ウェブサイトのコンテンツが不足していることが問題になると考えました。
Flintは、ウェブサイトが自律的に最適化され、A/Bテストを行い、市場のトレンドに基づいて学習することを目指しています。将来的には、訪問者ごとにカスタマイズされたページを生成することも計画しています。ただし、現時点ではユーザーが何を構築したいかを指定する必要があります。
Flintは、Accelが主導する500万ドル(約77億5000万円)のシード資金を調達し、シェリル・サンドバーグ氏のファンドであるSandberg Bernthal Venture Partnersや既存の支援者Neoが参加しました。
現在のFlintの技術では、ウェブページのデザインやレイアウト、インタラクティブ要素の自動生成が可能で、フォーム追跡や広告最適化も行えます。リム氏は「約1日でこれらを実行できる」と述べていますが、詳細は明らかにしていません。
Flintは既にCognitionやModal、Graphiteなどの顧客向けにライブページを作成しています。リム氏は、急成長するスタートアップやフォーチュン500企業のCMOに対して製品を販売することを重視しており、シェリル・サンドバーグ氏の参加を非常に喜んでいます。
リム氏によると、サンドバーグ氏はFlintのビジョンを瞬時に理解し、インターネットの収益化に影響を与えてきた人物として尊敬しています。
