ジョビー・アビエーションは、カリフォルニア州マリーナにあるパイロット製造施設の規模と生産能力を倍増したと発表しました。これは、来年初めまでにeVTOL(電動垂直離着陸機)を商業化することを目指すものです。
この施設は現在、43万5500平方フィートの規模を持ち、年間24機の航空機を製造できる能力を備えています。ジョビーによれば、施設が完全に稼働すると、ほぼ2週間ごとに1機の航空機を生産できるということです。また、この施設は連邦認証、地上および飛行試験、パイロット訓練、航空機整備もサポートする方針です。
テッククランチは、ジョビーがいつフル稼働での生産を開始する予定か、またオハイオ州デイトンに建設予定の初の大規模施設についての最新情報を求めています。この施設は建設が完了すれば、年間最大500機の航空機を製造する予定です。
ジョビーは、投資家であるトヨタ自動車からエンジニアを招き、両施設の建設を支援しています。トヨタは、5月にジョビーに対する5億ドル(約775億円)の投資のうち、最初の2億5000万ドル(約388億円)を完了したとしています。
ジョビーのパイロット施設の拡張のニュースは、eVTOL企業がその艦隊に6機目の航空機を追加したタイミングで発表されました。ジョビーは、この航空機が完成から1週間以内に耐空性認証を取得したとしています。
ジョビーは2021年にSPAC合併を通じて上場しました。商業運航を最初に2026年初頭にドバイで開始し、その後アメリカの都市でも開始する計画です。