東京都などは、2026年4月に開催される大規模な国際技術イベント「SusHi Tech Tokyo 2026」の概要を発表しました。AI=人工知能や気候変動対策など4つの主要な技術分野に焦点を当て、世界中の企業やスタートアップが集結するということです。
発表によりますと、今回のイベントでは抽象的なテーマを避け、4つの明確な技術領域を設定したとしています。会場では実証展示が行われるほか、世界で技術開発や投資に携わる専門家による議論が予定されています。
アメリカのIT専門メディア「TechCrunch」は公式メディアパートナーとして参加し、イベント内のコンテストから有望なスタートアップ企業1社を選出する方針です。選出された企業は、世界的な登竜門とされるピッチイベントに進出するということです。
【4つの主要な技術分野】 AIの分野では、アメリカの半導体大手エヌビディアやIT大手アマゾン・ウェブ・サービスなどの幹部が登壇し、AIの本格的な社会実装やそれに伴うリスクについて議論します。また、関連イベントとして、AIが文化に与える影響を探る映画祭も東京都内で開催されるということです。
ロボット工学やモビリティの分野では、日産自動車やいすゞ自動車などの担当者が登壇し、ソフトウェアによって機能が更新される次世代の自動車が交通機関に与える影響について意見を交わします。会場では、実際に動くロボットの展示も行われるとしています。
サイバーセキュリティーや気候変動対策の分野では、トレンドマイクロやNECの専門家がサイバー防衛について議論するほか、世界の投資動向についても報告されます。さらに、VR=仮想現実を活用した災害シミュレーションや、東京都の地下調節池の視察ツアーなども予定されているということです。
エンターテインメント分野では、国内の主要なアニメーション制作会社の代表らが登壇し、東京をアニメ産業の世界的拠点にするための戦略を議論します。会場では、AIを活用して漫画を多言語翻訳する技術なども紹介されるとしています。
【オンライン参加や国際会議も】 会場に足を運べない参加者のために、現地スタッフがカメラ付きの端末を持ち歩き、オンラインでリアルタイムに交流できる仕組みも導入されるということです。
また、イベントに合わせて東京都が主催する国際都市ネットワーク「G-NETS」の会議も開催されます。世界5大陸から55の都市のリーダーが集まり、気候変動や災害への対応力向上をテーマに議論する方針です。この会議の様子は、動画共有サイト「YouTube」で配信されるということです。
「SusHi Tech Tokyo 2026」は、2026年4月27日から29日まで東京ビッグサイトで開催されます。27日と28日がビジネス向けの公開となり、29日は一般向けに無料で公開されるということです。
