音楽配信大手のスポティファイ(Spotify)は、ランニング中に音楽を楽しむユーザーに向け、スマートフォンのアプリに新たな「ランニングモード」を追加したと発表しました。
この新機能は、ランニングの段階やユーザーの好み、走るペース(テンポ)に合わせて自動的に楽曲を選曲する仕組みです。有料プランの利用者が対象で、アプリ内の「フィットネスハブ」から利用できるということです。
ユーザーは25種類の事前設定から選択することが可能です。「インターバル走」や「一定ペースでのランニング」、「ピラミッド走」などのトレーニングの種類を選べるほか、走る時間や1分間あたりのテンポ、希望する音楽のジャンルなどを細かくカスタマイズできるとしています。
また、楽曲の再生だけでなく、ランニングの各段階に合わせて音声で合図を出す機能も備わっています。なお、この音声機能は現在のところ英語のみの対応となっています。
新たなモードは、スポティファイが過去1年間にわたりテストを行ってきた、指示(プロンプト)に基づくプレイリスト作成における人工知能(AI)の技術を活用しているということです。多くのユーザーがフィットネスやトレーニング目的でこの機能を利用していることが確認されたため、今回のランニングモードの開発につながったとしています。
同社は今年に入り、フィットネス機器メーカーのペロトン(Peloton)と提携して関連コンテンツを導入するなど、健康分野への取り組みを強化する方針を示しています。一方で、数か月前にはフィットネスアプリの「ストラバ(Strava)」が、記録機能におけるスポティファイとの連携を終了すると明らかにしていました。
このランニングモードは、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデンの7か国において、基本ソフト「iOS」を利用する有料会員を対象に、水曜日から提供が開始されるということです。
