スマートフォンの音声入力機能において、大規模言語モデル(LLM)などのAI(人工知能)技術を活用した精度向上が進んでおり、各社が新たなサービスを展開しているということです。
これまで、Googleが提供するスマートフォン「Pixel」シリーズは、独自の機械学習技術を活用した高精度な音声入力機能で優位に立っていたとされています。一方で、他のAndroid端末においては、句読点の自動入力や変換精度、読み込み速度などに課題が残されていると指摘されていました。
こうした中、AIを活用した新たな音声入力サービスが相次いで登場しています。今年提供が開始された「Wispr Flow」などのサービスでは、周囲の雑音環境下でも高い精度で音声をテキスト化し、文脈に応じた自動補正を行うということです。専門家によりますと、これらのサービスは既存のキーボードアプリと併用できる利点がある一方で、画面上に常時表示するための権限設定や、プライバシー保護の観点から課題も残されているとしています。
スマートフォンメーカー各社も、AI技術の標準搭載に向けた動きを加速させる方針です。新興メーカーのNothingは、独自の音声入力機能「Essential Voice」を発表し、端末への統合を進めています。業界内では、今後他のAndroid端末メーカーも同様の機能を標準搭載し、利用者の利便性向上を図る見通しだということです。
また、IT業界の関連する動きとして、Googleが画面を持たない新型フィットネストラッカー「Fitbit Air」を約1万5500円(約100ドル)で発売する見通しであることが報じられています。さらに、次期基本ソフト(OS)である「Android 17 QPR1」のベータ版も公開されたということです。