メタ社が提供する「スレッズ」は、競合プラットフォームXに対抗するため、インスタグラムとは独立した「隠しワード」設定を導入したと発表しました。この機能により、ユーザーはフィード、検索、プロフィール、返信において見たくない単語、フレーズ、絵文字をフィルターで除外できるということです。
これまで「隠しワード」はインスタグラムと連動しており、設定したフィルターが両プラットフォームで適用されていましたが、今回の変更により、スレッズで個別に隠しワードを設定することが可能になりました。これにより、インスタグラムに影響を与えることなく、スレッズのコンテンツをより個別にカスタマイズできるようになるとしています。
また、スレッズでは、特定の単語、フレーズ、絵文字を永続的にブロックしたくない場合に、フィルターの時間制限を設定できるようになったとしています。フィルターは30日以内に期限が切れるように設定でき、再び関連する投稿をアプリで見たいときに解除することができる方針です。
例えば、テレビ番組のネタバレを避けたいが、後で関連する投稿を見たい場合にこの設定が役立つということです。
この機能は、スレッズがユーザーのインスタグラムDMインボックスとは別にDMインボックスをテストし始めてから2週間後に発表されました。今回の発表とDMの更新は、メタ社がスレッズをインスタグラムから独立したサービスとして展開しようとしていることを示唆していると見られます。
スレッズは、Xに対抗するため、毎月多くの新機能を導入しています。最近では、専用のフィード内で他のユーザーの投稿を閲覧できる機能や、スレッズ上でフェディバースのユーザーを直接検索できる機能を開始しました。
さらに、ネタバレテキストのテストを行い、クリエーターがスレッズのプロフィールを利用してリンクを共有し、クリック数を追跡できるようになりました。