セールスフォースのCEO、マーク・ベニオフ氏は、サンフランシスコの治安維持のために州兵の派遣を支持すると発表しました。ベニオフ氏はこれまで、ホームレス支援や市内の公立学校への寄付など、リベラルな活動で知られてきました。しかし、ニューヨーク・タイムズとの電話インタビューで、彼の政治的な立場が変化したことが明らかになりました。
このインタビューは、彼のプライベートジェットから行われ、セールスフォースが連邦政府と多数の契約を結んでいる中での発言でした。ベニオフ氏は、トランプ大統領を「全面的に支持する」と述べ、サンフランシスコの街に州兵を派遣するべきだと考えていると話しました。また、ウィンザー城での夕食会でトランプ大統領の隣に座ったことを誇らしげに語り、大統領の業績に感謝の意を表したということです。
さらに、イーロン・マスク氏の政府効率化への取り組みを称賛し、移民の強制送還やメディア攻撃に関するニュースについては詳しく追っていないと述べました。
50分間の会話の最後に、ベニオフ氏は広報担当者に向かって「政治的な質問はどうだったか?」と尋ねる様子が見られました。広報担当者の表情に気づいたようです。この発言は、シリコンバレーがトランプ大統領に歩み寄る動きを反映しているとされ、今後、他のベイエリアのテック企業のCEOが同様の発言をするかどうかが注目されます。
