先端技術の防衛分野への投資が続く中、アドバンスト・マニュファクチャリング企業のダイバージェント・テクノロジーズは、ミサイル部品など軍事向けの特殊部品の生産を拡大するために約450億円(2億9,000万ドル)を調達したと発表しました。
この資金調達ラウンドは、同社の企業価値を約3,560億円(23億ドル)とし、ブルームバーグが最初に報じました。ダイバージェントの顧客には、大手防衛企業であるロッキード・マーティン、RTX、ジェネラル・ダイナミクスが含まれています。
調達した資金のうち約620億円(4,000万ドル)は負債であり、ロサンゼルスの製造施設を拡大し、来年オクラホマに新しい工場を建設する予定です。ダイバージェントの特殊な3Dプリンターは最大600の部品を製造でき、CEOで共同創業者のルーカス・ジンガー氏はブルームバーグに対し、金属製のミサイル機体が同社の「主力商品」であると述べています。
この資金調達は、武器需要が従来の供給網に負担をかけ続ける中で、アメリカの国内製造能力を強化するスタートアップに対する投資家の関心を示しているということです。