電気自動車市場で人気を誇るテスラが、AppleのCarPlayへの対応を検討していると発表しました。これは、車両販売を促進するための方針とされています。テスラ車のオーナーから最も要望が多い機能の一つが、スマートフォンのプロジェクションシステムへの対応だということです。
ブルームバーグによると、テスラは「今後数ヶ月」でCarPlayを導入することを検討しているとしています。ただし、具体的な導入時期については明言されていません。一方で、テスラはGoogleのAndroid Autoへの対応を進めていないとされています。
アルファベット社のGoogleは、Android AutoというCarPlayの競合製品を提供しています。しかし、テスラはこのシステムへの対応を積極的に進めていないということです。
この背景には、テスラの主要市場であるアメリカでiPhoneがスマートフォン市場の約半分を占めていることがあるとされています。車両購入者の約3分の1がCarPlayやAndroid Autoへの対応を求めているという調査結果もあり、テスラがこの機能追加を検討する理由がここにあるとみられます。
実際にCarPlay対応が実現するかどうかは不明ですが、現時点ではAndroid Autoへの対応は考えられていないようです。
