ディスコードは、IDを用いた年齢確認プログラムの導入を延期し、透明性の向上と確認方法の改善を目指すと発表しました。これは、ユーザーからの批判が予想以上に大きかったことを受けた措置ということです。
ディスコードの最高技術責任者(CTO)であるスタニスラフ・ヴィシュネフスキー氏は、ブログ投稿でプログラムの詳細を説明しました。ヴィシュネフスキー氏は、インターネット上でディスコードの要件や目標に対する誤解が広がっていると述べ、主な目標はティーンエイジャー向けの「保護策」を構築することだとしています。
また、成人向けスペースを大幅な制限なしに存在させることも目指していると述べました。ディスコードは、ユーザーの90%以上が年齢制限のあるスペースに関与していないとし、年齢確認はアカウント年齢、支払い方法、活動パターンを通じてIDなしで行えるとしています。
しかし、英国、オーストラリア、ブラジルでは、現地の法律により「顔年齢推定またはIDチェック」が必要であり、ディスコードはこれに対処することができないとしています。さらに、グローバル展開に向けた変更も予定されています。
具体的には、昨年秋のデータ流出に関わった企業(5CA)については言及されていませんが、ディスコードはテスト期間中に英国で協力したPersonaとは今後協力しないとしています。ユーザーがデータを提供する相手を選べるようにするため、複数のベンダーと協力し、クレジットカード確認を含む方法を検討するとしています。
また、成人向けではないスペースにスプーラー機能を追加し、現在の年齢制限を回避する方針です。さらに、実際の展開前に「自動年齢判定システムの仕組み、信号カテゴリー、プライバシー制約」を説明する技術ブログ投稿を行う予定です。
これらの変更がユーザーの不満を和らげるかは不明ですが、ディスコードは年齢確認を2026年後半に実施する方針を維持しています。透明性の向上とベンダー選択肢の拡大がユーザーの懸念を払拭できるかどうかは、今後の展開にかかっています。
