アメリカの食品配達大手「ドアダッシュ」は、自社開発の機体を用いた独自のドローン配送事業を立ち上げたと発表しました。将来的には同社の配達アプリ内で運用する計画だということです。
新たな事業名は「DoorDash Air」です。同社は、アメリカ連邦航空局(FAA)から航空運送事業者の認可を取得したことを受けて、今回の発表を行いました。これにより、アメリカ国内で商業用のドローン配送サービスを合法的に運営することが可能になります。
ただし、具体的な運用の開始時期については明らかにしていません。本格的な導入に先立ち、まずは操縦者の目視範囲内で短距離を飛行する限定的な試験プログラムから開始する見通しです。さらに長距離の自律飛行を行うためには、FAAから「目視外飛行」の承認を得る必要があるということです。
一方で、他社との既存の提携関係は維持する方針です。今回の新事業は、同社の研究開発チームが主導しています。このチームは、2025年9月に発表され、現在アメリカ国内の一部地域で稼働している歩道用の自動配達ロボットの開発も手がけました。
ドアダッシュの共同創業者であるスタンリー・タン氏は、ドローンや自動配達ロボットの導入について、同社が構築を進める広範な配送ネットワークの一環であると説明しています。タン氏によれば、機体などのハードウェアだけでなく、食品の配達に最適な手段を自動で選択するソフトウェアの役割が極めて重要だということです。
同社はすでに独自の配送プラットフォームを開発しています。このシステムを通じて、自動配達ロボットや人間の配達員、そして将来的にはドローンを連携させ、最適な配送手段をリアルタイムで決定する仕組みを構築していくとしています。
