アメリカのロボット開発企業「ハロー・ロボット(Hello Robot)」は、重度の運動機能障害を持つ人々を支援する家庭用ロボットの最新モデル「Stretch 4」について、テクノロジーイベント「TechCrunch Disrupt 2026」で実機デモンストレーションを行うと発表しました。
同社によりますと、歩行や宙返りなどを行う人型ロボットの開発に多くの企業が注力する中、ハロー・ロボットは実用性を重視した独自の設計を採用しています。「Stretch 4」は車輪で移動し、1本の伸縮式アームで物体を掴むなど、人間の生活空間で安全に稼働できるよう小型化されているということです。
このロボットは、運動機能に重度の障害がある利用者が、食事やブラインドの開閉、かゆい部分をかくといった日常的な動作を自力で行うことを支援します。四肢麻痺の利用者が、飲み物を飲んだり歯を磨いたりする際に活用している事例も報告されています。
今年5月に発売された「Stretch 4」は、初回生産分がすでに完売するほどの関心を集めています。同社の共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるアーロン・エドシンガー氏は、過去に自身が設立したロボット企業2社がグーグルに買収され、同社のロボット開発部門を主導した経歴を持ちます。エドシンガーCEOは、「人間そっくりのロボットを作ることではなく、人々が実際に使えるロボットを作ることが目標だ」としています。
最新モデルは、過去6年間にわたる顧客からのフィードバックをもとに開発され、研究者や開発者向けのオープンソースのソフトウェア基盤も提供される方針です。
「TechCrunch Disrupt 2026」は、10月13日から15日にかけてアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで開催される予定です。イベントの主催者によりますと、9月25日までに参加登録を行った場合、最大200ドル(約3万1000円)の割引が適用されるということです。
