ファイヤーフライ・エアロスペースは、日曜日に防衛分析企業SciTecを約1300億円(現金約4650億円、新株約8600億円)で買収することで合意したと発表しました。これにより、国家安全保障市場における重要なプレーヤーとなることを目指す方針です。
買収は2025年末までに完了する見込みです。SciTecはプリンストンを拠点とし、ミサイル警告と追跡システム、宇宙領域認識ツール、分析を防衛および情報機関の顧客に提供しています。今年初めには、宇宙軍からミサイル探知衛星の地上システム開発のために約400億円の契約を受注しました。2023年6月末時点での年間売上高は約270億円と報告されています。
この買収は、ファイヤーフライのIPOから約2か月後に行われ、同社の評価額は約1兆5500億円に達しました。今回の取引は、発射および宇宙船製造業者から垂直統合された防衛請負業者へと再定位するための取り組みの一環です。
SciTecを社内に取り込むことは、特にペンタゴンが「ゴールデンドーム」ミサイル防衛プログラムを含むミサイル追跡および早期警戒システムのために商業パートナーを求めている中で、非常に有益であるということです。
取引が完了した後、SciTecはファイヤーフライの子会社として運営され、現CEOのジム・リソウスキー氏が引き続き指揮をとる予定です。