キャリア探求プラットフォーム「ファインドユアグラインド」は、学生が独自のキャリアパスを探求できるよう支援するため、5億5000万円を調達したと発表しました。この資金調達により、同社の総調達額は約8億8000万円に達したということです。
このラウンドはエコー・インベストメント・キャピタルが主導し、同社の投資会社であるグロス・ラボも支援しました。調達した資金は、アメリカ国内での「キャリアレディネス」プログラムの拡大に充てられる方針です。
創業者のニック・グロス氏は、17歳で音楽キャリアをスタートし、MTVの人気リアリティ番組「ラグナビーチ」に出演したことをきっかけに、キャリア探求の重要性を実感しました。グロス氏は、学生が自分の強みや興味、将来のビジョンに合ったキャリアを探求できるようにするためのツールを提供することを目指していると述べています。
同社のプラットフォームは、自己認識、キャリア認識、社会認識、行動認識の4つの主要な能力に焦点を当てています。また、ライフスタイル評価を通じて、学生がエンターテイナー、クリエイター、ヒューマニタリアンなどの3つのライフスタイルパスを特定できるよう支援しています。
さらに、学生はビデオやインタラクティブなレッスンにアクセスでき、トニー・ホーク氏やトニー・ホフマン氏、ウィル・アイ・アム氏などの著名なメンターから実践的なアドバイスを受けることができます。AIを活用した「リフレクティブコーチ」も導入されており、学生に対して個別のフィードバックを提供し、より深い洞察を得るための支援を行っています。
同社はまた、ライフスタイルフェアのような労働力開発イニシアチブを実施しており、学生に実社会での経験を提供しています。オクラホマシティで最初のプログラムを展開し、地元の学校や研修センターと協力して、学生が地元でのキャリア機会を発見できるよう支援しています。
これまでにファインドユアグラインドは、10万人の学生を支援してきたとしています。グロス氏は、「100万人以上の学生がプラットフォームに参加し、将来に備えてほしい」と述べています。
