世界最大規模のRSSリーダーを提供する「Feedly」は、ウェブ版のアプリで1週間以上にわたり発生していた動作遅延などの不具合について、AI(人工知能)事業への方針転換が原因ではなく、システム上のバグによるものだと明らかにしました。
同社は、2013年にサービスを終了した「Googleリーダー」の利用者を獲得し、現在では世界で1500万人の利用者を抱える世界有数のRSSリーダーとなっています。しかし、ここ数週間、ウェブ版の動作が極端に遅くなり、利用が困難になる不具合が続いていました。また、一部の利用者からは、サポート窓口への問い合わせが対応されていないといった不満の声が上がっていました。
近年、ニュースの閲覧手段が専用アプリやSNSなどに移行する中、同社はAIを活用し、企業向けにサイバー脅威情報などを提供するサービスへ事業の軸足を移す方針を示しています。このため、利用者からは、AI事業への注力により従来のRSSサービスが軽視されているのではないかという懸念が出ていました。
これについて、同社のエドウィン・コダバクシアンCEOはアメリカのIT専門メディアの取材に対し、「サイバー脅威情報サービスを利用するコミュニティもニュース閲覧機能を使用しているため、基本的なRSS機能の維持は引き続き最優先事項だ」としています。そのうえで、ウェブ版の不具合は多数のフォルダを持つアカウントで「既読にする」機能を使用した際に関連するバグが原因だったと説明し、すでに修正プログラムを提供したということです。現在、すべての利用者で問題が解決したか確認を進めているとしています。
また、旧バージョンのモバイルアプリ(Feedly Classic)については、OSの要件を満たさなくなったため、数週間前に提供を終了したとしています。iOS版アプリで読み込みができない不具合についても、現在調査を進めており、早期に修正する方針です。
同社はその後、システムの稼働状況を知らせる公式ページを更新し、今回の不具合について現在調査中であると周知しています。
