金融支援スタートアップ「フランク」の創業者であるチャーリー・ジャビス氏が、詐欺の罪で懲役7年の判決を受けたと発表しました。
このフィンテックスタートアップは2021年にJPMorgan Chaseに1億7500万ドル(約271億円)で買収されました。しかし、JPMorgan Chaseは後に、ジャビス氏が顧客数について虚偽の報告を行ったと訴えました。ジャビス氏は、顧客数を400万人と主張しましたが、実際には30万人だったということです。JPMorgan Chaseは、フランクを買収する前に十分な精査を行っていなかったとされています。
裁判では、フランクの元エンジニアであるパトリック・ボボール氏が、ジャビス氏から売却前に偽のユーザーデータを作成するよう求められたと証言しました。ボボール氏がこれを拒否した後、ジャビス氏は数学教授でデータサイエンティストのアダム・カペルナー氏に合成データの作成を依頼しました。カペルナー氏は、検察側にとって重要な証言を提供しました。
ジャビス氏と共に被告となったフランクの成長責任者であるオリビエ・アマー氏も、2億7850万ドル(約431億円)の賠償金を支払う責任があるとされています。