ブラジルのサンパウロ州司法裁判所は、アメリカのIT大手アップルに対し、アプリ配信サービスで提供されているカジノゲームアプリについて、課金時の年齢確認を強化するよう命じる仮処分決定を出したと発表しました。
現地メディアの報道によりますと、この決定は、子どもの権利擁護団体など4つのグループが今年7月に起こした民事訴訟を受けたものです。問題となったのは、ルーレットなどを疑似体験できるカジノ型アプリです。このアプリは18歳以上を対象としているにもかかわらず、未成年者がダウンロードし、現実の資金で仮想チップを購入できる状態になっていたということです。
裁判所はアップルに対し、5日以内に未成年として登録されているユーザーによる同アプリの新規ダウンロードを制限するよう命じました。さらに、ゲームを継続するための仮想チップを購入する際にも、年齢確認を必須とするよう求めています。
また、今回の決定は特定のアプリにとどまらず、実効性のある年齢確認機能を持たない類似のカジノ型アプリについて、今後はアプリストアへの新規追加を認めない方針を示しています。
裁判所はアップルに対し、同アプリに関するすべての記録を保存し、講じた対策の詳細を記した技術報告書を提出するよう指示したということです。命令に従わない場合、1日あたり約1万9500ドル(約300万円)の罰金が科されるとしています。
現地メディアはアップルにコメントを求めていますが、現時点で回答は得られていないということです。
