ソーシャルネットワーキングスタートアップのブルースカイは、ユーザーからの要望が高かった機能の一つであるブックマークを導入したと発表しました。新しい機能は「Saved Posts」と呼ばれ、各投稿の下にある新しいブックマークアイコンを通じてアクセスできます。このアイコンは、ハートの「お気に入り」ボタンの隣に配置されています。
保存した投稿は、アプリのメインナビゲーションに新設された「Saved」セクションからいつでも閲覧できるということです。
ソーシャルアプリにおいて、いいねとブックマークの両方を持つことは一見冗長に思えるかもしれませんが、ブックマークは「いいね」に対するプライベートな代替手段を提供します。ブルースカイでは、アカウントと関連データが公開されており、いいねも公開されるため、個人的な理由で保存したい投稿を他人に見せたくない場合に不便です。
例えば、ジャーナリストは後で参照したい投稿を保存することがありますが、それを公にすると不必要な注目を引く可能性があります。他のユーザーも、単にお気に入りのコンテンツをプライベートに保存したい場合があります。
一方で、X社のイーロン・マスク氏は、いいねが公開されることでエンゲージメントが減少する可能性があることに気付き、昨年、ユーザーのいいねを非公開にする措置をとりました。当時のX社の従業員によると、公開されたいいねは、ユーザーが「過激」と思われるコンテンツにいいねを押すことをためらわせる可能性があるとしています。
ブルースカイや他の小規模ソーシャルアプリを支えるATプロトコルは、まだプライベートデータをサポートしていません。そのため、ユーザーのいいねを隠す方法はありませんが、ブックマークをプロトコル外で保存する方法を構築し、プライベートメッセージ同様にプライベートにすることが可能になっています。プロトコルがプライベートデータをサポートするように進化すれば、状況が変わる可能性があります。
その間、ブルースカイの保存投稿機能の追加は、プラットフォーム上でのエンゲージメントを促進し、後で参照したい投稿だけを集めたコレクションを提供する方法を提供します。多くのブルースカイユーザーが現在、投稿を保存するための回避策として使用している赤い押しピンの絵文字に代わる手段を提供することになります。この方法を使用していたユーザー向けに、移行ツールも用意されています。
この追加は、数日前に展開されたブルースカイアプリの別のアップデートに続くもので、写真とビデオのアップロードが可能なボタン、カスタムフィードクリエーターへのフィードバックを提供するツール、そして「スターターパーク」に人を追加する方法も提供しています。