SNSプラットフォーム「Bluesky(ブルースカイ)」を運営する企業は、過去4か月にわたり暫定CEO=最高経営責任者を務めてきたトニ・シュナイダー氏が、正式にCEOに就任したと発表しました。
ブルースカイでは今年3月、長年CEOを務めたジェイ・グレイバー氏が退任して最高イノベーション責任者に就き、後任として、ブログ作成ソフト「WordPress」などを手がける「オートマティック」社の創業CEOであるシュナイダー氏が暫定CEOに就任していました。
シュナイダー氏は自身のブログを通じて、「暫定の肩書きを外し、正式なCEOとして全力を尽くす」と表明しました。
今後の事業戦略について、シュナイダー氏は「より小規模なスペースとプライベートなコミュニティを構築する」という方針を示しています。これにより、プラットフォームの新たな成長と技術革新を促すねらいがあるということです。なお、シュナイダー氏がパートナーを務めるベンチャーキャピタル「トゥルー・ベンチャーズ」やオートマティック社は、ブルースカイの投資家でもあります。
ブルースカイはもともと、旧ツイッターから独立する形で設立されました。2022年に実業家のイーロン・マスク氏が旧ツイッターを買収したあと、運営方針の変更を避けるユーザーの受け皿として注目を集めました。旧ツイッターは現在「X」に名称を変更し、マスク氏が率いる宇宙開発やAI関連企業の傘下となっています。
前任のグレイバー氏の体制下で、ブルースカイのユーザー数は4300万人に達しました。さらに、他のアプリとネットワークを共有できる基盤技術「ATプロトコル」の拡張が大きく進められました。
一方で、最近はユーザーの維持や拡大に課題を抱えています。アメリカのトランプ前大統領の再選に伴いユーザー数が急増したものの、その後は利用者の活動が減少傾向にあると指摘されています。
プラットフォームの成長に向けた手腕が問われる中、シュナイダー氏は「私たちの物語はまだ始まったばかりだ」として、今後の事業展開に強い意欲を示しています。
