分散型SNSを提供するアメリカの「Bluesky(ブルースカイ)」は、次世代のソーシャルメディアのあり方や今後の事業戦略について、10月に開催されるテクノロジーイベントで説明すると発表しました。
ソーシャルメディアの新たな時代は、単一の企業が管理するプラットフォームではなく、共通の通信規格である「プロトコル」によって形作られる可能性があります。Blueskyはこの構想に注力しており、アメリカのサンフランシスコで10月13日から開催されるイベント「テッククランチ・ディスラプト2026」において、経営陣が直接その戦略を説明するということです。
同社では今年3月から暫定的にトップを務めていたトニ・シュナイダー氏が、正式に最高経営責任者(CEO)に就任しました。また、創業CEOであるジェイ・グラバー氏は、事業の拡大と実行に集中するため、新たにチーフ・イノベーション・オフィサー(CIO)に就任しています。イベントにはシュナイダーCEOと、2021年から同社に参画している最高執行責任者(COO)のローズ・ワン氏が登壇し、ソーシャルメディアの再構築とBlueskyの役割について議論する方針です。
旧Twitter(現在のX)の仕様変更に伴い、Blueskyをはじめとする新しいプラットフォームが次々と登場し、現在は過渡期にあります。既存の巨大企業が市場を独占する中、オープンなプロトコルに基づくネットワークがユーザーを維持し、競合他社から市場シェアを獲得できるかが試されているということです。
シュナイダーCEOは就任にあたり、「人々がどのようにつながり、コミュニケーションをとるかという豊かさを反映したオープンなウェブを構築するため、今後10年にわたる取り組みの入り口に立っている」と述べています。
また、ワンCOOは、ユーザーを重視する姿勢が再構築の鍵になるとしています。ワン氏は以前の講演で、AI(人工知能)によって生成されたコンテンツが溢れる中、人間同士のつながりを求めるニーズが高まっていると指摘しました。「FacebookやTwitterなどの巨大企業は、実質的にAI企業となっており、方針を転換するのは非常に困難だ」と述べ、この状況がBlueskyにとって大きな機会になるとしています。
