アメリカの予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」が、動画クリエイターに報酬を支払い、架空の取引で多額の利益を上げているように見せかける動画を投稿させていたことが、アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルの調査で明らかになったと報じられました。これを受け、同社は宣伝コンテンツの監査を実施すると発表しました。
ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、ポリマーケットに関する1100本の動画や、同社がクリエイターに提供した指示書などを分析したということです。その結果、多くの動画は本物とほぼ同じに見える偽のウェブサイト上で撮影されており、実際の取引や利益ではない架空の内容が含まれていたとしています。
さらに、これらの動画はマーケティング業者が手配した多数のソーシャルメディアのアカウントによって意図的に拡散されていたということです。
また、同社はクリエイターに対し、報酬を受け取っている事実を明記しないよう指示していたとされています。しかし、報道機関からの取材が始まった後、クリエイターらは自身のプロフィール欄に「ポリマーケットのパートナー」と記載し始めたということです。
今年3月まで同社と提携していた大学生のクリエイターは、この手法をファストフードの広告に例え、「現実よりも魅力的に見せているだけで、実際に起こり得ることを表現している」と説明しています。
この問題についてポリマーケットは、「正確で公平かつ透明性の高い市場の維持に努めている」としたうえで、今後は自社の宣伝コンテンツに関する監査を実施すると発表しました。
