最近、成人向けコンテンツを含むゲームの取り締まりが行われたことを受け、マスターカードが報道に反論する声明を発表しました。
マスターカードは、「報道や主張に反して、ゲームクリエイターのサイトやプラットフォーム上の活動を評価したり、制限を求めたりしたことはない」と述べました。また、「同時に、マスターカードは違法な成人向けコンテンツを含む不正購入ができないように、適切な管理を行うことを加盟店に求めている」としています。
この発表は、Collective Shoutという団体がPayPal、マスターカード、Visaなどの企業に対し、「No Mercy」などのレイプや近親相姦、児童性的虐待を描いたゲームの販売を許可していることを批判する公開書簡を送った後に行われました。
その後、Steamは「決済処理業者や関連するカードネットワーク、銀行の規則に違反するゲームを禁止する」と発表しました。また、Itch.ioは成人向けコンテンツを含むゲームをブラウズや検索ページから削除し、広範な監査を実施中です。
マスターカードの声明は、決済会社やカード会社がゲーム市場に圧力をかけているという主張を覆すものですが、Steamの所有者であるValveは別の声明を発表しました。
Valveによれば、「マスターカードはValveに直接連絡しておらず、決済業者や取得銀行に連絡した」とのことです。決済業者はこれをValveに伝え、Valveは2018年以降、配信が合法なゲームを配信しようとするポリシーを説明したとしています。
Valveはその回答が決済業者によって「拒否された」とし、「マスターカードブランドへのリスク」を指摘され、違法またはブランドに損害を与える取引を禁止するマスターカードの規則があるとのことです。
一方、Itch.ioは成人向けコンテンツを含む無料ゲームを再インデックスし、Stripeを含む決済業者と交渉中であると述べています。Stripeは「銀行パートナーのため、性的に露骨なコンテンツをサポートできない」としています。