アメリカのIT大手「メタ」は、自社が運営するSNS「スレッズ(Threads)」において、リアルタイムで交流できる「ライブチャット」に新たな機能を追加し、利用できる対象者を拡大したと発表しました。
発表によりますと、今回の更新では自動翻訳機能が追加され、世界中のユーザーが言語の壁を越えて会話に参加しやすくなるということです。また、ライブチャットを開始できる権限を、フォロワー数が多くコミュニティ内で活発に発信している「コミュニティ・チャンピオン」と呼ばれるすべてのユーザーに拡大する方針です。
さらに、チャットの主催者であるホスト向けの管理機能も強化されました。ホストは最大3人の共同ホストを招待できるようになり、会話の進行や管理が容易になるとしています。加えて、参加者全員の画面から特定のメッセージを削除する機能が追加されたほか、ホストのメッセージを視覚的に目立たせる表示方法も試験的に導入しているということです。
メタ社は、競合するSNS「X(旧ツイッター)」との差別化を図るため、スレッズにおけるリアルタイムでの情報発信や交流を強化する戦略をとっています。ライブチャット機能の導入以降、ほぼ毎日数百件のチャットが開設され、数千人のユーザーが参加しているということです。
ライブチャットでは、メッセージや写真、動画、リンクなどを送信することができます。発言できる参加者は最大150人に制限されていますが、上限に達した場合でも、他のユーザーは「観戦モード」として会話の閲覧やリアクション、アンケートへの参加が可能だとしています。
メタ社は今後、パソコン向けのデスクトップ版の対応や、特定のメッセージを固定する機能なども順次導入する方針です。スレッズの月間アクティブユーザー数は今月上旬に5億人を突破しており、新機能の継続的な追加が利用者の増加につながっているとみられています。
