メタの支援を受けたスタートアップ企業フポが、AIを活用した営業コーチングに転換し成長を遂げたと発表しました。フポはもともと、精神的な健康を重視したプラットフォーム「アミ」として設立されましたが、現在は銀行や保険、金融サービス業界に営業コーチングを提供する企業へと変貌を遂げました。
フポの共同創業者兼CEOであるジャスティン・キム氏は、スポーツにおけるパフォーマンスに関心を持ち、それが仕事のパフォーマンスにも応用できると考えました。特に、メンタルの強靭さが重要であるというテーマが浮かび上がり、2022年にスタートアップを設立しました。
メタとの初期の協力により、日常の行動に適合するソフトウェアの重要性や、抽象的で判断的なツールが失敗する可能性があることを学びました。これらの学びを活かし、フポは現在、銀行や保険、金融サービス業界における営業コーチングを提供しています。
フポは最近、DSTグローバルパートナーズをリード投資家とする1,000万ドル(約15億5,000万円)のシリーズA資金調達を完了しました。シンガポールに本社を置く同社は、APACやヨーロッパでプルデンシャル、AXA、マニュライフ、HSBC、アイルランド銀行、Grabなどの顧客にサービスを提供しています。
キム氏は、AIがリアルタイムで会話を理解することで、規制の厳しい複雑な業界でも一貫したコーチングが可能になったと述べています。フポは、今年上半期にアメリカ市場への進出を計画しており、規模の大きな金融モデルがスケーラブルなコーチングのニーズを生んでいるとしています。
フポは設立以来、累計で1,500万ドル(約23億2,500万円)の資金を調達しました。新たな資金は、リアルタイムのコーチング機能の拡充、エンタープライズ向け展開の拡大、銀行や金融サービス、保険業界での市場開拓、チームの強化に充てられる予定です。
キム氏は、5年後には営業コーチングを超え、大規模なチームがパフォーマンスを向上させる手助けをしたいと述べています。これにより、マネージャーや従業員に対し、数万人規模でも明確な洞察と実践的な指導を提供する方針です。
