海外のIT系メディアは、アメリカの通信機器大手モトローラが折りたたみ式スマートフォンの新モデル「Razr(レーザー)」シリーズについて、大幅な値上げを行って発売する見通しだと発表しました。メモリーなどの部品価格の高騰が背景にあるということです。
報道によりますと、モトローラが近く発表するとみられる「Razr」の2026年モデルは、アメリカ市場において大幅な価格引き上げが予定されているということです。
基本モデルの「Razr」と上位モデルの「Razr+」は、それぞれ従来モデルから100ドル(約1万5500円)値上げされます。これにより、基本モデルの価格は799ドル(約12万3800円)からとなる見通しです。さらに、最上位モデルの「Razr Ultra」については、200ドル(約3万1000円)の大幅な値上げになるとしています。最上位モデルは、基本的な性能が前年のモデルから据え置かれたままデザインが刷新されるにとどまっており、今回の値上げは異例だという見方が出ています。
一方で、基本モデルの「Razr」には新たな改良が加えられます。台湾メディアテック製の最新の半導体を搭載するほか、バッテリー容量を4800ミリアンペアアワーに増強し、5000万画素の超広角カメラを備えるということです。また、「Razr+」はバッテリー容量が4500ミリアンペアアワーに拡大されるものの、搭載される半導体は従来モデルと同じとなる方針です。
今回の大幅な値上げについて、専門家などは、メモリーや記憶媒体などの部品価格が世界的に高騰していることが主な要因だとしています。モトローラおよび親会社のレノボは、部品コストの高騰に対応するため、製品価格への適正な転嫁を進める戦略をとる方針です。
また、横開き型の「Razr Fold」については、1899ドル(約29万4300円)で発売される見通しです。これは、競合する韓国のサムスン電子のモデルより100ドル(約1万5500円)安く、アメリカのグーグルの「Pixel 10 Pro Fold」より100ドル(約1万5500円)高い価格設定となっています。
モトローラは、これらの新モデルを5月21日にアメリカ市場で発売する方針だということです。
