イギリスのフィンテック企業モンゾの最高経営責任者(CEO)であるTSアニル氏が、取締役会の要請により退任することが発表されました。退任の背景には、国際展開とIPO後のコミットメントに関する懸念があるということです。
フィナンシャル・タイムズによると、アニル氏と取締役会の間で緊張が高まり、10月に元グーグル幹部のダイアナ・レイフィールド氏が来年初めに引き継ぐという発表がありました。主な問題はIPOの時期であり、アニル氏は取締役の一部が望むよりも早い上場を推進し、上場後に早期退任を示唆していたとされています。取締役会は国際展開の拡大と企業価値の向上に時間をかける方針です。(モンゾは2024年10月のシンガポール政府系ファンドGICとステップストーン・グループによるセカンダリー株式売却で、約5.9億ドル(約910億円)と評価されたと報じられています。)
テッククランチは今夏、アニル氏と直接会談し、2026年の上場の可能性について話し合いましたが、このタイムラインが取締役会での意見の相違の中心にあったようです。
2020年からアニル氏の指導の下、モンゾは顧客基盤を3倍に拡大し、1300万人に達しました。また、税引前利益は記録的な6050万ポンド(約105億円)を計上しました。しかし、2021年のアメリカ展開が停滞したため、ほとんどの顧客は依然としてイギリス国内に留まっています。この点についてもアニル氏と会談時に話し合いました。
今後、グーグルで9年、スタンダードチャータードで10年以上の経験を持つレイフィールド氏が、モンゾの国際戦略を監督し、最終的な上場に向けて導く方針です。
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