動画投稿サイト大手のYouTubeは、短い動画を投稿・視聴できる「YouTubeショート」について、再生速度を2倍にできる機能の追加や、低評価ボタンの廃止など、複数の仕様変更を行うと発表しました。
運営会社の発表によりますと、今回の更新により、ユーザーはショート動画の再生速度を2倍に設定できるようになります。もともと短い動画をさらに短時間で視聴できるようにするねらいについて、同社は「情報をより早く吸収したり、お気に入りの場面をより早く見つけたりできるようにするため」としています。
また、より肯定的なインターネット環境を構築する取り組みの一環として、ショート動画の「低評価」ボタンを廃止する方針です。今後は特定のコンテンツを非表示にしたい場合、「興味なし」や「チャンネルをおすすめに表示しない」といった機能を利用することになります。
さらに、「高評価」ボタンに代わり、新たにハート型の絵文字が導入されるということです。
あわせて、再生画面からすべてのアイコンやテキストを一時的に非表示にする「クリアスクリーンモード」も追加されます。これにより、ユーザーは視界を遮るものがない状態で動画に集中できるようになります。
同社は、これらの変更は「より直感的なショート動画の体験」を創出するためだとしています。新機能は順次提供される予定ですが、具体的な導入時期は明らかにされていません。
YouTubeは、競合する「TikTok」や「Instagram Reels」から数年遅れて2024年にショート動画市場に参入しましたが、その後順調に利用者を増やしています。ニール・モーハン最高経営責任者(CEO)が昨年のイベントで明らかにしたところによりますと、2025年6月時点で、ショート動画の1日あたりの平均再生回数は2000億回に達しているということです。(ただし、YouTubeでは動画が開かれた最初の瞬間を1回の「再生」としてカウントしています)。
また、今年発表された報告書によりますと、テレビ画面でショート動画を視聴するユーザーが増加しており、その視聴時間は月に最大20億時間に上るということです。
