アメリカの動画配信大手YouTubeは、ポッドキャストなどの音声を中心としたコンテンツ向けの広告配信を強化するため、音声エンターテインメント大手のSiriusXM(シリウスXM)と提携したと発表しました。
発表によりますと、SiriusXMはアメリカ市場におけるYouTubeの音声広告枠について、独占的な広告代理店になるということです。これにより、YouTube上の音声コンテンツ向けの広告販売は、SiriusXMが担うことになります。
この取り組みは今年の秋から開始される予定です。広告主は、SiriusXMの広告部門を通じて、YouTubeの利用者に対する音声広告の表示回数を保証された形で購入できるようになるとしています。また、広告技術プラットフォームを活用することで、広告主にとってスムーズな購入手続きを実現する方針です。
SiriusXMは、音楽配信サービスの「Pandora(パンドラ)」も運営しており、音声広告の分野で豊富な実績を持っています。通勤や仕事中など、日常的に音声コンテンツを利用する層へのリーチを拡大したい広告主に対し、新たな機会を提供する狙いがあるということです。
一方、一般の利用者にとっては、これまでと大きな変化はないとみられています。ただ、今後はYouTubeの通常の動画広告とは異なり、他の音声プラットフォームで配信されているような、音声に特化した広告が流れる可能性が高いということです。