ラックスキャピタルは、最先端科学や防衛技術への投資で知られる設立25年のベンチャーキャピタル企業で、このたび過去最大となる1500億円(約1.5ビリオンドル)の第9ファンドを発表しました。
2025年にはアメリカで新たに設立されるベンチャーキャピタルファンドの数が10年ぶりの低水準となる見込みですが、ラックスキャピタルへの投資が続く理由は明白です。
同社は、地政学的変化が防衛技術分野を魅力的な投資先にする以前から、この分野に投資を行ってきました。ラックスキャピタルは、最初の段階でAndurilに投資し、同社は最近305億ドル(約4兆7200億円)と評価されています。また、自律走行車のスタートアップであるApplied Intuitionにも投資し、同社は昨年150億ドル(約2兆3250億円)と評価され、国防総省との契約を獲得しました。
さらに、ラックスキャピタルは、ChatGPTの登場後に急成長したAI業界においても早期から投資を行ってきました。初期段階でのAI投資には、Hugging Face、Runway AI、MosaicMLが含まれ、MosaicMLは2023年にDatabricksに13億ドル(約2015億円)で買収されました。
防衛技術やAIのトレンドを早期に捉えたことに加えて、ラックスキャピタルはAIによる創薬を行うRecursion Pharmaceuticalsの上場や、外科用ロボットの先駆者であるAuris Healthを2019年に最大60億ドル(約9300億円)でJohnson & Johnsonに売却するなど、重要な投資からの利益を実現しています。
今回の資金調達により、ラックスキャピタルの運用資産は7000億円(約70億ドル)に拡大しました。
