レディットは、AI技術の活用と広告事業の強化により、収益が急増したと発表しました。
レディットの収益は、広告事業が大部分を占めており、広告収入は4億6500万ドル(約720億円)で、全体の93%を占めるということです。
先月、レディットは広告主向けに2つの新機能を導入しました。プラットフォーム上の膨大な投稿とコメントを活用し、トレンドを把握してリアルタイムのインサイトを提供する「レディットインサイト」と、広告にレディットユーザーの議論を直接含め、製品やブランドに対する公の意見を示す「会話サマリーアドオン」です。
また、データライセンス事業を含む「その他の収益」カテゴリーも成長を見せており、AIプロバイダーへのデータ提供契約により、前年同期比で24%増の3500万ドル(約50億円)に達しました。
レディットはすでにGoogleやOpenAIなどの主要AI企業とコンテンツライセンス契約を結んでおり、これらの契約は新しいものの、第二四半期の結果から長期的に安定した収入源となる可能性があるとしています。
さらに、昨年12月に導入されたAI機能「レディットアンサーズ」も注目されています。このツールは会話形式で回答を提供し、前四半期の100万人から600万人の週刊ユーザーを引き付けています。
レディットのCEO、スティーブ・ハフマン氏は株主への書簡で、このツールを「検索体験の中核に深く統合し、レディット全体で検索を中心機能にする」と述べています。