企業向けに人工知能(AI)エージェントの開発支援を行うアメリカのスタートアップ企業「Lyzr(ライザー)」は、自社で開発したAIエージェントを活用し、シリーズBラウンドで1億ドル(約155億円)の資金調達を実施したと発表しました。
同社によりますと、資金調達のプロセスには「SivaClaw」と呼ばれる自社のAIシステムが用いられたということです。このAIは、130人以上の投資家からの質問に対応したほか、投資家向けの資料作成や、投資家がどのスライドを長く閲覧したかのデータ追跡なども行ったとしています。
今回の資金調達により、同社の企業価値はおよそ5億ドル(約775億円)に達したとみられています。自社の資金調達をAIに任せることで、製品が実際に機能することを自ら証明し、自社技術の有効性を投資家にアピールする狙いがあるとしています。
また、アメリカのメディアの報道によりますと、同社はシリコンバレーや中東、さらに金融業界の投資家などから総額4億ドル(約620億円)に上る投資の関心を集めたということです。その際、創業者は投資家が集まる拠点に直接足を運び、対面での会議を行う必要がなかったとしています。
現在、人工知能の分野には多額の投資資金が流入しています。今回の事例は、実績のあるスタートアップ企業であれば、創業者がオフィスから離れることなく巨額の資金を調達できる現状を浮き彫りにしているということです。
