企業スパイ活動に関する新たな疑惑が、401(k)管理スタートアップ間で浮上したと発表しました。
HRソフトウェア企業RipplingとDeelの訴訟が続く中、401(k)管理企業であるHuman InterestとGuidelineが、連邦裁判所での争いに発展しています。Human InterestはGuidelineに対し、内部情報の漏洩を訴えており、裁判所に提出した訴状によれば、Human Interestの元従業員であるSterri兄弟が、会社の機密情報を競合他社に提供していたとしています。
Human Interestの訴状によると、Sterri兄弟はHuman Interestで働きながら、会社の内部情報をGuidelineのCEOやCFOに直接提供していたとされています。Guideline側はこれに対し、訴訟の主張を否定し、事実無根であるとしています。
この訴訟は、HRソフトウェア業界における企業間競争の激化を示しており、RipplingやDeelの事例と同様に、企業スパイ活動が問題視されています。
Human Interestは、ソフトバンクやBaillie Giffordなどから700億円以上の資金を調達し、評価額は1400億円に達しています。一方、Guidelineは340億円を調達し、2021年には1200億円の評価額を得ています。
