アメリカの有力ベンチャーキャピタルであるアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)は、AI=人工知能の物理的なインフラ構築を加速させるため、11億ドル(約1705億円)を調達し、新たなファンド「マシン・エイジ(Machine Age)」を設立したと発表しました。
同社はこれまでソフトウェアの拡張性に重点を置いてきましたが、今回のファンドではハードウェア分野に注力する方針です。同社のウェブサイトに掲載された声明によりますと、AIを支えるインフラへの投資を目的としており、具体的には半導体やメモリー、データセンター、ロボットなどの幅広い分野が対象になるということです。
声明では、AI技術の発展に向けた課題も指摘しています。「より高速で効率的なシステムや、安価でデータ転送の速いメモリーが必要だ」としたうえで、システム間の通信の高速化や、電力を抑えた端末(エッジデバイス)の開発が求められているとしています。さらに、これらを支える冷却装置や素材、電力設備、不動産などのインフラ整備も不可欠だとしています。
同社は、AIについて「問題解決や豊かさをもたらすために開発された、これまでで最も強力なツールだ」と位置づけています。そのうえで、AI技術の進展は「社会および国家における最重要課題である」として、積極的な投資を通じてインフラ構築を後押ししていく方針です。
