techcrunch
2025年7月9日
3分で読めます

米国政府、中国人の新型コロナ研究窃盗と大規模ハッキングでの逮捕を発表

米国司法省は中国人の徐沢偉容疑者を逮捕したと発表しました。徐容疑者は新型コロナ研究の窃盗とメールサーバーへの大規模ハッキングに関与していたとされています。

NihonTechHub

NihonTechHub

技術系ジャーナリスト
米国-中国人-逮捕-新型コロナ-ハッキング

米国司法省は、中国人の徐沢偉容疑者を逮捕したと発表しました。徐容疑者は、中国のためにサイバー攻撃を行っていたとされる契約ハッカーとされています。逮捕は米国の検察官の要請に基づきイタリアで行われました。

徐容疑者と共に指名手配されている中国人の張宇容疑者は、2020年2月に米国の大学から「重要な新型コロナウイルス研究をハッキングし窃取した」として9件の罪状で起訴されています。米国司法省によれば、徐容疑者は上海パワーロックネットワークという企業に所属し、中国政府のためにハッキング活動を行っていたということです。

さらに、2021年3月から始まったMicrosoft Exchangeサーバーへの大規模なハッキングにも関与しているとされています。このハッキングはHafniumと呼ばれるグループにより行われ、米国全土の主に中小企業が運営する60,000以上のExchangeサーバーに侵入し、企業のメールボックスやアドレス帳が盗まれたとしています。

Hafniumはその後、Silk Typhoonと名付けられた新たなハッキングキャンペーンを開始しており、研究者によれば、大企業や政府機関へのハッキングで知られているということです。

NihonTechHub

About NihonTechHub

日本の最新テクノロジーやスタートアップ情報を発信するプラットフォームです。国内外のイノベーションをつなぎ、未来を切り開くための知識とインスピレーションを提供します。